BS日テレ「トラベリックス」

僕は旅番組をよく見る。
旅行自体が好きで国内、国外問わず興味があるが、
海外旅行はそんなに簡単にできないので、行った
気分になれる海外の街を紹介する番組は特に見ている。
その中でもよく見るのが、BS日テレの「トラベリックス」だ。
本上まなみさんがナレーションを担当していて、
その癒される語り口は非常に魅力的です。

しかし、１点だけいただけないところがあるんです。

それは、本上まなみさんは、その海外の街に行ったわけ
ではなく、ただ単に番組でナレーションを担当しているだけ
なのに、番組の中では、それ以上の発言をさせられている
ということなんです。

具体的に言うと、本上さんが、「私がこの街を
訪れたときは、感謝祭の当日だったんです。」とか、
「このアイスクリーム本当に甘くておいしかったです。」
というような事は言ったらおかしいと思うんですよね。

そんなことどうだっていいじゃないかと思うかもしれないけど、
これは日本語の曖昧なことをいいことに、大げさに言うと、
番組の一種の偽装だと思うんです。

昔、TBSで「兼高かおるの世界の旅」という番組がありました。
最近では、朝日放送（大阪）の「旅サラダ」という番組がありますが、
いずれも旅行に行った本人が体験したことや感じたことを
発言するからこそ信憑性があるわけじゃないですか。
旅行に行った人じゃない人が主観的な発言をする
（本上さんは言わされているのですが・・・）ということは、
いくらナレーションであってもおかしいと思うんですよね。

そこら辺、日テレにはよく考えてもらいたいですね。