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東北地方太平洋沖地震 今後の課題1 [特別]

福島の原発のことは
非常に気がかりですが、
被災された方々の今後の
課題解決も大変重要です。

まず、一番の課題は、
がれき処理ではないでしょうか?

あの阪神・淡路大震災でも
高架の阪神高速道路が根元から
崩壊し、多くのがれきが発生するとともに、
家屋も全半壊合計249,180棟(約46万世帯)、
一部損壊390,506棟と著しい被害を受け、
多くのがれきやゴミが発生しました。

皆さんは、これらのがれきやゴミがあっと
いう間に処理されてしまったのを覚えて
らっしゃるでしょうか?

僕なんかも、あれだけのがれき類やゴミを
どこで処理したのか疑問でした。

皆さんは、ゴミというのは普通、ゴミ収集車が
決まった曜日に来て回収し、ゴミ焼却場に
運んで、そこで燃やして終了と思っていませんか?

実はそうではないんですよ?

ゴミは燃やしてもなくならないんです!!!
ゼロにはならないんですよ。
知ってましたか?

実は、ゴミを燃やすと必ず燃えかすが残るんです。
その燃えかすをいくら燃やしても、それ以上は
減らないわけです。

そこで、近畿2府4県(大阪府、京都府、兵庫県、
奈良県、滋賀県、和歌山県)では、この燃えかすと
がれきなどの産業廃棄物を府県の枠を越えて共同で
処理する組織を震災の何年も前からつくっていたんです。

この組織は、「大阪湾広域臨海環境整備センター
(別名「大阪湾フェニックスセンター」)と言います。

http://www.osakawan-center.or.jp/disposal/kichikuiki.html

ここでは、2府4県の職員に加えて、大阪市、神戸市、
京都市の政令市の職員が各自治体から派遣されて、
一体となってゴミ処理の仕事をしているのです。

具体的には、大阪湾の海の中に大きな護岸を建造して
その中にゴミを廃棄しているわけです。
もちろん、ゴミが海の中に出ないように何百億円もの
予算を投じて頑丈な護岸にしています。

近畿2府4県には約2,000万人が住んでいます
(ちなみに関東は約3,500万人)から、それだけ
の人々のゴミ処理というと、いくら燃えかすでも
大変な量になります。

しかし、こういう組織があったからこそ、阪神・淡路大震災の
がれきやゴミはスピーディに処理できたというわけです。

東北地方にはたぶんこのような組織はないと思いますので、
関東の類似の組織とこの大阪湾フェニックスセンターが
早急にがれきとゴミ処理を手伝ってあげる必要があると
思います。














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